週末の過ごし方

 当初のスケジュールでは19日からの週末にはいくつかの予定が入っていました。
 まず19日土曜日には義父母や義弟夫婦らとみんなで浅草今半に行く予定でした。浅草今半は名の知れたすき焼き屋さんで、前々から一度は訪ねてみたいと思っていたところです。週末の夜なので、7名で3階の座敷席を予約してありました。
 翌日20日日曜日には妻の大学時代の友人が住む茨城に日帰り旅行に行く予定でした。その友人からはしばしば子どもにプレゼントを贈ってもらったり、以前からよくしてもらっていました。今回も遊びにおいでよと招かれていたので、水戸の偕楽園で梅を見た後に、魚誠というアンコウ料理屋に行くのを楽しみにしていました。
 けれども、11日にあった地震のせいで、いずれもキャンセルせざるをえませんでした。義父母は仙台市で暮らし、友人は日立市に住んでいたため、いずれも今回の地震津波で被災していたからです。幸い、身体にも家屋にも直接的な被害はなかったそうですが、旅行に行けるような状況ではなくなりました。
 すべての予定がキャンセルされたため、19日は自宅のベランダから月を観察し、20日は近くの荒川河川敷にピクニックをしてきました。日本時間の20日は18年ぶりに月が地球に最接近する日で、普段よりも14パーセントも大きく見えるそうです(「スーパームーン」というそうです)。子どもと一緒に天体望遠鏡を組み立てて眺めてみると、南半球にあるチコクレーターもくっきりと見えて、興奮してしまいました。また、翌日の20日には家族三人で自転車で荒川まで行き、お弁当を食べたり、サッカーをしたりして身体を動かしました。実をいうと、家族そろってのピクニックは子どもが赤ちゃんの時以来のことで、ちょっと新鮮な感覚でした。
 地震直後の先週末はいろいろ気がかりなこともあってずっとテレビを見ていましたが、今週はなるべくテレビを見ずに過ごすようにしていました。