2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

2月文楽「女殺油地獄」

今年の2月には文楽「女殺油地獄」を見ました。 作者はいわずと知れた近松門左衛門。今回の内容は、徳庵堤の段、河内屋内の段、豊島屋油店の段です。最後の段の語りは豊竹咲大夫、三味線は鶴澤燕三、人形遣いでお吉は桐竹紋寿、与兵衛は桐竹勘十郎です。 油屋…

文楽「天変斯止嵐后晴」記者会見

5月26日に文楽公演「天変斯止嵐后晴」制作記者発表が国立劇場で行われました。 「天変斯止嵐后晴(てんぺすとあらしのちはれ)」はシェイクスピアの戯曲『テンペスト』を文楽に脚色したもので、1991年に続く再演です。 http://www.ntj.jac.go.jp/topics/news…

5月文楽「ひらがな盛衰記」

先日、三宅坂の国立劇場に5月文楽を見に行きました。 演目は『ひらがな盛衰記』二段目、四段目の半通し。切り場の神崎揚屋の段の語りは豊竹嶋太夫、三味線は豊澤富助、人形役割の源太は吉田和生、千鳥・梅ヶ枝は桐竹勘十郎です。 『源平盛衰記』を下書きにし…

「サンタクロースなんていないし」

幼稚園ママの付き合い方は友達感覚です。 そのことを痛感させられたのが、ある幼稚園ママがうちの子どもに対して発した一言です。ここでは彼女の発言そのものは引用しません。たとえで表現するなら、「サンタクロースなんていないし」と同種の発言です。彼女…

幼稚園ママと保育園ママ

来るべき総選挙を控えて麻生首相は厚生労働省を分割し、改革するアイディアを公表しました。その厚労省改革のなかには幼稚園と保育園の一体化という政策も含まれています。 麻生首相が提起した厚生労働省分割・再編案 麻生太郎首相が指示した厚生労働省の分…

市長選挙2009結果

24日投票、即日開票されたさいたま市長選挙は新顔の清水勇人氏が当選しました。 投票率は前回(35.51%)より7.27%アップして42.78%で、各候補者の得票は次の通りです。 清水勇人 155,966 相川宗一 98,816 中森福代 62,991 日下部伸三 32,249 松下裕 27,448 …

カリスマとカウンセラー

情報化によって大学や予備校の授業もデジタル化され、ネットで配信されるようになりました。 例えば慶應大学SFCでは、学生でなくても登録すれば誰でも自由に授業を聴講することができます。また早稲田大学では、所定の手続きでオンライン上の授業を見れば、…

「日本百景」のなかの子ども

筒井康隆のSF小説に『家族八景』という連作短編集があります。 主人公は他人の心を読むことができる18歳の女の子、七瀬。彼女はお手伝いとしていろいろな家庭を訪問し、その住人たちの心を覗いては、微妙な均衡の上に成り立っていた家族関係を動揺させてしま…

市長選挙2009のおさらい

さいたま市長選挙はいよいよ明日投開票です。 かつてない大混戦で、普段は地方選挙に無関心なさいたま都民たちも、心なしか興奮しているような気がします。まあ、私だけかもしれないんですが……。 ここでさいたま市長選挙についておさらいをしておきましょう…

サッカー少年団

4月からサッカー少年団にうちの子どもも通うになりました。 毎週土曜午後の開催で、隔週で日曜にも練習があります。ただし1年生のあいだは土曜のみです。 土地柄、このへんはどこの小学校にもサッカーの少年団があります。うちの学校の場合、メンバーは70人…

さいたま市長選挙2009

今週末にさいたま市長選挙が予定されています。 現職を含む6人が出馬していて、相当の混戦模様です。 立候補している6人全員が無所属ですが、自民党系が4人(5人?)もいたり、共産党推薦の党専従職員なのに無所属として出馬していたり、地方における政党所属…

神田神保町徘徊

久し振りに神田神保町の古本屋街を徘徊しました。 お茶の水の大学で定期的に研究会があるので、この近くまではよく来るのですが、「日本の古本屋」やアマゾンなどのネットで古本を買うようになってからは、足がとおのきました。 今回、神保町を訪ねたのは古…

家庭訪問

先週、担任の先生が家庭訪問に来て下さいました。 初・家庭訪問です。 予定表を見ると、各家庭15分ずつです。各戸間の移動や前後の挨拶の時間を考えると、実質5分くらいしか面談する時間はありません。なんらかの相談や問題解決のための面談ではなく、純粋に…

相撲大会

先週末に子ども相撲大会があったので参加してきました。 親の押し付けではありません。子どもの自発です。 市全体で102校も小学校があるので、かりに各学校から10名ずつ参加したとしても、1000人を超える大会になります。当初は、一体、どんな規模のイベント…

情報化時代の教育と感情労働

情報化によって教員と学生とのあいだの情報の非対称性はますます小さくなものとなっています。 一般にインターネットや情報端末の普及は専門家による情報の独占を打破すると考えられています。このことは学校の教員と学生のあいだでも言えることです。情報化…

公教育の市場化

モンスターペアレントや学級崩壊の背景には、公教育の市場化も一因としてあるように思います。 親の高学歴化に加えて、公教育の市場化というのも、教員を取り巻く昨今の社会環境の変化の一つだと思います。 ・保護者の高学歴について http://d.hatena.ne.jp/…

コーチの高キャリア化

子どもが週1回通っているサッカースクールのコーチたちは、Jリーグ1部や日本代表の経験者たちです。 サッカーの盛んな浦和という土地柄もあるのでしょうが、幼稚園児や小学生にサッカーを教えるにしては十分に立派な肩書です。 この背景には、やはり保護者自…

連絡帳の暗号

学校と家庭の連絡に連絡帳を使っています。 これは、先生から親へ、あるいは親から先生への連絡や返信、さらには子ども自身も書きこむことで、備忘、自己管理のために使用されるものです。4月までは運用されていなかったのですが、5月のゴールデンウィーク明…

保護者の高学歴化

最近では学校の教員よりも保護者の方が学歴が高いことは珍しくなくなりました。 私の両親は高卒ですが、当時の大学進学率は15%くらいなので、最終学歴が高卒の方がずっと多数派でした。 当然、大卒でないとなれない教員には社会的な威信がありました。 例え…

感染症の日加関係

カナダでの短期留学から帰国した高校生と引率の教員が新型インフルエンザに罹っていることが確認されました。国内初の事例だそうです。 新型インフル:国内初の感染確認 大阪の高校生2人と教諭 厚生労働省などは9日、カナダから米国経由で成田空港へ帰国し…

文具店の時計

忘れ物を取りに学校へ行った帰りの話です。 帰りがけ、校門のところで子どもの担任をしてくださっているK先生に声をかけられました。 K先生は2階の窓際に掛け時計を設置しているところでした。 それで地上の校門から、その時計がよく見えるかどうか、と声を…

忘れ物

先週の金曜日の夕方、子どもと一緒に小学校に行ってきました。 忘れ物のお箸セットを取りに行くためです。 連休に入ってしまうと給食用のお箸セットがずっとおきっぱなしになってしまうので、自転車で行ってきました。 小学校に行く時には大人は首からネーム…

ある文具店の閉店

子どもの通っている小学校の正門前にある小さな文具店が閉店しました。 この場所で42年間営業してきたそうです。 私が通った小学校の前にもミズマという小さいお店がありました。 妻が通った小学校の前にもアラカワという小さいお店があったそうです。 だか…