自己責任論

2004年にイラクで人質事件に遭い,その後解放された三人のうちの一人が当時受け取った誹謗中傷の手紙をブログで公開したら,それに対して「救助費用は負担したのか」「反省が足りない」「売名行為」などの非難が再度寄せられた.これを見て再度憤慨.「自己責任」という考え方にコミットしつつも,この場合,国家が(見殺しにすることなく)手だてを講じ,尽くすのは当然だったと思う.とりわけ「自己責任」が「弱肉強食」にすっと読み替えられるような現状においては.