月の裏側

 調査の仕込みがまだ済んでませんが、なにか。せんざんです。近頃とみに天体に興味がわいてきて、星の成り立ちについて調べたり、画像を見たりすることがよくあります。長雨デフォルトなので晴れた夜(って妙な言い方ですが)に希少価値があってたまに星々がさやかだと、ついつい見入ってしまうんですよね。遠く離れていても見ている夜空は同じだというのは、そこを媒介にして星々が人々に連帯感を与えてくれるというか。北半球限定なのだから南北問題を隠蔽しているなんていうツッコミはなしで。同じものを見ているという話でいえば、月はつねに同一の片側しか地球に見せない、逆から言うと月の裏側は地球からは見ることはできない、というのも不思議な話ですよね。『僕の地球を守って』では月の裏側に極小の基地があって、だから地球人には発見されなかったとかそういう設定だったような気がしますが、実際どんなふうなところなんでしょうか。自分が生きている間に、一般人でも月の裏側まで飛んでいけるような時代は来ますかね。ところで、月の成立に関してはジャイアント・インパクト説というのがあるそうです。何十億年も前に火星くらいのサイズの星が地球と衝突して、その際に飛散した破片があらためて凝集してできたのが月だそうで、現在もっとも説得力のある仮説らしいです。この衝突の結果、地球の自転速度が数時間だったのが24時間になり、地軸がずれたために四季の変化が生まれたとのこと。月の平均気温は250K=摂氏マイナス23.15度らしいんですが、来週のオタワの予想最高気温がマイナス16度、最低がマイナス27度で、結構月面に近い感じなので今からちょっと楽しみにしています。って、なめてますかね。何分西の人間なもんで。