今季の連続ドラ

 朝の連ドラ『ちりとてちん』もいよいよ佳境。ここ最近は回想シーンばかりで、以前までのジェットコースター的展開よりはずっとテンポが遅くなっていますが、その分、登場人物ひとりひとりが描き込まれるようになって奥行きがでてきました。
 今週で若狭は草若師匠との別れを迎えることになりそうです。大抵のドラマだと師弟関係には葛藤がつきもので、師匠に追いつき追い越そうとすることで弟子が成長するという話になりますが、ちりとての場合、草若と若狭はそういう関係にならないんですよね。小浜の方の実の親子よりも、もっと父娘関係的というか。
 それから水曜夜の『相棒』も毎週見ています。回によって、雰囲気というか、出来不出来というか、結構違いがあるんですよね。脚本家が違うせいでしょうか。すごくリベラル色の強い話だなと思うときもありますし(裁判員制度や取り調べの可視化、元軍国少年の話とか)、ゴールデンウィークに公開される映画版の伏線です!みたいな話のときもあります。
 昨晩は爆弾魔の話でしたが、謎解きに脈絡がなくてがっかりでした。その上、その日の朝にはネタバレを読まされていたので、二重に失望です。朝に病院の待合室で埼玉新聞を読んだんですが、そのテレビ欄の『相棒』紹介が度を超して詳細で、これこのひとの狂言でしょうというのが明かなんですよね。自宅でとっている新聞と比べても詳細な紹介で、これはもう事前に新聞の紹介文なんかを読んだりする方が悪いんでしょうか。