家族滞在(5)

senzan2007-03-15

15日(木)くもりのち雨
 昨晩の友達と女三人で彼女が出かけたので、今日は子どもと二人でサイクリングすることに。スタンレー・パーク入り口のレンタルバイク屋でチャイルド・シート付きの自転車を借りて、まずはパークに。自転車専用道が整備されているので軽快にこぎ進むことができる。トーテムポールの立ち並んだ公園や日系カナダ人戦没者慰霊塔などを回りつつ、ロスト・ラグーンで水辺の鳥たちにクッキーをやる。白鳥、ガン、カモメ、カモ、ハト、カラスなどが一斉に寄ってきて壮観。その後もリスやアライグマを間近に見ることができて、ショッピングや民俗資料に辟易していた息子には格好の小旅行。イングリッシュ・ベイ岸に出て、先住民の道標イヌクシュク(2010年冬季五輪のシンボルでもある)やエイズ物故者の慰霊モニュメントを見て回り、アクアバス(観光用のミニ水上バス)で対岸のグランビルアイランドへ渡って休憩。ちょっと冷えたのでスープを子どもにやると完食。自転車を返却した後、女性陣が出没しそうなところに顔を出すと案の定遭遇。これからネイル・サロンに行くそうです。散会後、ロブンソン広場の本屋で父子で座り読み。早めの夕飯を取ったあとGMプレイスに移動してアイスホッケー観戦。延長戦で地元カナックスが勝利してファンとの一体感の余韻にひたりつつ帰路につく。もっとも息子は対戦チームがアメリカだったので、そっちの方がいいと不届きなことを言っていたけれども。改めて顧みるに、日本でも水族館や雪山、プロスポーツ観戦はけっして敷居が高いわけではないけれども、いずれも子どもを連れて行くのは初めてで自らの腰の重さを反省する。

16日(金)くもり
 研究会出席のために大学に出る。妻子は自宅で静養。会がひけた後、タイム・サービスで格安になっていたチャイニーズの弁当を二つ買って帰宅。8時を過ぎていたが夕飯をとらずに待っていてくれた二人とむさぼり食う。

17日(土)雨
 女性陣がショッピングに出かけたものの、残され組は雨がひどかったので近所のスーパーで食料調達をしただけで蟄居。牛肉が豚肉並に安いのでステーキを焼く。フランベしたら思いの外火が大きくなりすぎて、子どもからもう止めてくれと目で訴えかけられた。(3月26日追記)