公衆とは誰か

今日は一日中大変な湿気で、保育園まで子どもを連れて歩いて行っただけで朝から汗が滝のように流れ落ちました。その後、最寄りの駅に出たのですが、赤羽駅で「公衆」(ホームのアナウンスでそう言っていました)が線路内に立ち入ったとかで電車が大幅に遅れていました。蒸し暑い中長時間待たされたことは不快ではありましたが、けっして珍しいことではなく、憤懣を感じるほどではありませんでした。それよりも唖然とさせられたのは、その「公衆」というのが、実のところ痴漢行為の容疑で取り押さえられていた男性のことで、彼が隙をついて線路を次々に跨いで逃走したことが荒川以北のJR全線を止めた原因だった、ということです。この文章を書いている時点ではそのひとはまだ捕まっていないそうですが、電話やトイレの他にも、公衆線路があることを初めて知りました。