建物工事中大学

今週からアーカイブスで調査しているのだけど、早速未紹介論文を見つけたり、未解明だった部分に関して推測していた事柄を傍証するような史料を見つけることができて、なかなか幸先のよいスタートを切ることができた。けれども、よくないのは閲覧室の環境で、増改築工事を壁一枚隔てた隣でやっていて、騒音が尋常ではない。調査に没入していても、ときに爆発音みたいのが響いて、壁が破れるんじゃないか、とさえ思うときがある。構内では他にもいたるところで建設工事が行われていて、さすが「建物工事中大学(UBC=University of Building and Construction)」の異名をとるだけのことはある。ここで太平洋の両岸の鏡像的な関係(双対的な経済成長、人間・資本の交換)をこんなところにも感じたりするのは、ちょっと「中国問題」に捕らわれすぎだろうか。