イングランドの女王とスコットランドの最後の王

senzan2007-02-25

 今年のアカデミー賞主演女優と主演男優の役柄ね。ダイアナ妃事故死後のエリザベス女王を演じたヘレン・ミレン(『クィーン』)と、かつてウガンダを独裁していたアミン元大統領を演じたフォレスト・ウィンテカー(『ラスト・キング・オブ・スコットランド』)がそれぞれ受賞しました。後半だけ本を読みながらちらちら見てたんですが、面白かったのは監督賞のノミネー紹介でフランシス・コッポラジョージ・ルーカススティーブン・スピルバーグのトリオの掛け合いがあったこと。そこで「ジョージ、お前なんでここにいるんだよ」とコッポラとスピルバーグにつっこまれてたのは、マーティン・スコセッシ(結局彼が受賞した)の後を襲ってルーカスが「無冠の帝王」を襲名する前振りになっていたわけですね。画像は、当サイトお約束のオタワに鎮座するエリザベス二世像です。昨秋、チャイナタウンにあるシネコンで『クィーン』を見たんですが、そのときも熟年層を中心に結構な入りで、カナダ王も兼務する彼女への関心の高さを実感した次第です。
http://imdb.com/features/rto/2007/oscars