家族滞在(2)

senzan2007-03-09

9日(金)くもり
 8時50分に飛行艇でビクトリアへ。あっという間に離水、上空からの街、海峡、諸島の鳥瞰は絶景。30分ほどで到着。BC州博物館へ。先住民の生活用品やトーテムポールなどを見る。息子は仮面に怯えたりしていたが、彼女は終始興奮しっぱなし。昼食後、ホエール・ウォッチングへ。10人ほどの参加者は老若男女で、かなり高齢と見受けられる夫婦も乗っていた。その好奇心に脱帽。やや季節はずれなので遭遇は保証されていなかったが、ほどなくしてシャチの群れを発見。ルーフ上の乗客皆大興奮。その後、父子で具合が悪くなり、案の定、船室で動けなくなる。帰港後帰りのバスまで間があったので、ビーコンヒル公園を散策。氷河が削り取った不思議な景観。帰路はバスとフェリーを乗り継いで3時間半ほどの旅。かつて実家が離島にあったため、フェリーはことさら郷愁を誘う。

11日(日)雨
 スタンレー・パークにある水族館へいく。休日で、しかも雨だったため大変な混雑。早速、白イルカ(ベルーガ)と普通のイルカのショーを見る。子どもが先日のホエール・ウォッチングでクジラを見ていないと発言していてがっくりきたのだけど、それも巷間紹介されているようなシャチのジャンプ(ブリーチングという)を期待していたせいかもしれない。その点、水族館のショーではきちんとイルカのハイジャンプが拝めて「それらしさ」を堪能できてよかった。「本物」に「テレビで見たことのあるあれ」を期待してしまうのは親自身からしてそうなのだから仕方がない。雨にしたたか降られながらバス停まで三人で歩く。喫茶店で暖をとった後、自宅近くまで戻ってギリシア料理のレストランに入る。ムサカ、スーブラキなど。(3月25日追記)