ペニー

senzan2007-05-30

 父がコイン収集を趣味としているので、「お金」のかからないお土産として製造年別の1セント銅貨を整理してみました。これまで1ドル未満の通貨は空き瓶に貯めてきたんですが、そのうち数の多い=コンプリートしやすそうなのを選んでみたわけです。クレジット・カード、デビット・カードが普及し、しかもチップの週間があって、端数を現金で支払おうとすると嫌な顔をされる社会なので、ともすると財布の中が小銭でいっぱいということになりがちです。それを避けるために漬け物の空き瓶なんかに貯金せざるをえなかったわけですが、昔コンビニでレジ打ちバイトをしていたときには、後続のお客を待たせずに、合計金額ちょうどの現金を出して支払うお客さんを尊敬したものですが、そういう文化はこの国にはないんでしょうか。
 それはともかく、1セント銅貨(ペニー)を整理していて初めて気づいんですが、全体の10%弱がなんとアメリカのペ二ーだったということです。デザインこそ違うものの(エリザベス二世とカエデ、リンカーンとその記念堂)、サイズ、形状、材料が似ていたの全然気がつきませんでした。たしかにカナダではアメリカの紙幣が10%前後のプレミア付きでそのまま使用できることがあります。が、それにしてもこの違和感のなさ、市場での流通状況にはちょっと驚きでした。たぶん加米間では非対称なんでしょう。ここ数ヶ月来の加ドル高が続けば今後対称的な関係になっていくかもしれませんが、そうなるとますます円建てクレジットが使えなくなるので勘弁してほしいです。