七五三

senzan2007-10-31

 週末に子どもの七五三参りに行ってきました。七五三は数えでも行いますが、我が家は昨年ディアスポラだったので、満年齢の5歳になる今年の秋にすることにしました。衣装はかれこれ30年前に自分がはいた袴を母が送ってくれたものです。お下がりで多少の汚れもありましたが、着付けスタッフの方々にも好評で、こういうお金では手に入らないものを着させることができてよかったと思いました。
 着付けと写真撮影、神社へのお参り、食事のすべての浦和で行いました。最初からそうするつもりはなかったのですが、袴を着ての移動を考えたりした結果、浦和ローカルな行事になりました。着付けと写真は以前市役所があった敷地に建てられたホテルでお願いしました。子どもはいたって真面目で神妙なのはいいのですが、撮影むきに表情を柔らかくさせるのに苦労しました。結局破顔させるのに、最近彼が気に入っているクジラとアライグマが合体する話をもちだしたのはちょっと強引だったかもしれません。その後、ウサギの意匠で知られる調神社に参りました。駅の南西に亭々とした樹木抱える古社で、儀式を執り行ってくれた神職さんたちが衣冠でも狩衣でもない、水干のような格好だったのが印象的でした。ここはまた浦和レッズの選手たちが必勝祈願に訪れる神社だそうで、拝殿にはサッカーボールが供えられていました。昼食は北浦和の住宅地にある二木屋で頂きました。昭和初期の木造平屋建ての屋敷を料理屋にしたお店で、めずらしい野菜をふんだんに使った料理をお腹がくちくなるまで堪能しました。
 台風が接近するあいにくの天気でしたが、七五三を無事終えることができて、あらためて子どもの成長を実感することができました。