みかんをもむ

　最近我が家ではみかんが大流行です。毎日一人１つ、２つ食べるくらいで、今朝も遅刻しそうだというのに子どもが「これだけは」と何房も口にほおばって出かけました。
　うちの親戚でかつてみかん栽培をやっていた農家がいました。牛肉・オレンジ輸入自由化前後にやめてしまったのですが、それまでは冬になるといつも沢山みかんをいただいていました。ものすごい急斜面の山でみかん狩りをしたことを覚えています。
　こうした事情もあって、みかんは我が家の冬の定番でした。それでみかんはもむと甘くなるとい聞いて育ったので、みかんを食べる前には必ず手のひらでごろごろともみます。けれども、彼女はそのような技法を知らないといい、因果関係に懐疑的です。ネットで調べてみると、こうした言い伝えにも根拠がないわけではないようで、衝撃を与えることで酸が分解されるんだそうです。効果の程はともかく、みかんはもんでから食べないと落ち着きません。
　そんなわけで我が家では毎朝家族三人でせっせと（うち一名は半信半疑ながら）みかんをもんでいます。