シャア専用

senzan2007-12-17

 昨日、日曜日の出来事をつづってみます。
 午前、自転車で子どもと浦和に出かける。県立図書館で本の返却と貸し出しを受ける。レッズ関係図書の展示が行われていた。『ヤドカリの殻交換』『科学のアルバム 惑星をみよう』『兵庫県の民話』。前二著は彼の選択のだが、なぜ殻交換? 次いでレンタルビデオ屋で前々から子どもが希望していたガンダムのビデオを借りる。ファースト・ガンダムを編集した特別編IとII。途中通った焼鳥屋の『力』前にはすでに開店を待つ行列ができていた。
 お昼頃、駅東口のパルコに移動して市立図書館を訪ねる。市立図書館各館は県立図書館に比べて庶民的で、広く浅く本を揃えているところに特色があるようで、以前から専門的な本を探すときには物足りなさも感じていたのだけれど、この新図書館にはいろいろ驚嘆するところがあった。パルコ8階のフロアーをぜいたくに利用して、平面的に広く蔵書を開架していること。自動貸出機だけでなく返却機(単なるポストではない)もあったこと。学会誌(『社会学評論』や『史学雑誌』)や大企業の社内報(鹿島建設や住友重機械)のバックナンバーまで揃えていたこと、などなど。
 昼過ぎにデパ地下で佐世保バーガーを買って帰宅。家族そろっての昼食後、ガンダムのビデオを鑑賞する。妙にガンダムに詳しい保育園の友達Tくんからの薫陶を受けて耳年増な我が子にとっては、実は今回がファースト初体験。けだし、Tくんの父親がガンダム・オタクであるに違いない。シャア専用のザクが三倍のスピードをもつことに慄然としつつ、赤色がシャアのパーソナル・カラーであることを子どもも学習する。小学生の頃に見たときは卑屈で内向的なアムロをなんて軟弱なやつと思っていたけれども、今見ると、その苦境を気の毒に思う気持ちの方が強かった。親心で見てしまうからだろうか。アムロの父親の声優は清川元夢だった。
 夕方からはテレビでレッズ祭り。クラブ・ワールド・カップの三位決定戦でのエトワール・サヘルとのゲームで、レッズを応援する。ワシントンも、これで浦和でのシュート納めかと思うと感慨深い。夕食後、彼女の実家から送ってもらったリンゴを食べる。北京でも日本の高級野菜・果実が富裕層向けに販売されているというけれど、日本のいいリンゴは蜜がしっかりとつまっていて本当に美味しい。その後、子どもをお風呂に入れる。浴場に赤い石鹸と緑の石鹸があったので、シャア専用石鹸、量産型石鹸などとふざけているうちに、シャア専用トマトとかシャア専用レッズ(?)とかいう話に発展する。今日は朝から晩まで赤一色。
 夜、最近購入した子ども用ベッドで添い寝しながら今日借りた本を読む。一人で別部屋、別ベッドで寝ることには反発が予想されたので、購入前から『モンスターズ・インク』のビデオと絵本を使って、アメリカでは幼児でも個室で寝ること(出た!)、お化けは本当は心優しいやつであることなど、少しずつ学習させていた。添い寝読みは柴右衛門タヌキの話。解説をみると、阿波の金長狸、讃岐の禿狸など、その近辺にはタヌキ文化圏が広がっていたことを知る。