本読みに福音

 先日新聞を読んでいたら、こんな便利グッズがあることを知って、思わず歓声をあげてしまいました。

「てくの生活入門」蔵書データベースを作る
 すぐに増えてしまう「積ん読」本の山。同じ本を買ってしまうこともしばしば。蔵書データベースで整理できればいいのにといつも思います。しかし、タイトルや著者名など書誌情報を手作業でパソコンに打ち込むだけでもおっくうなもの。今回は店のレジなどでおなじみのバーコードリーダーを使って、手軽に蔵書リストを作る方法を紹介します。(2008年3月29日)
http://www.be.asahi.com/top/b02.html 

 私的蔵書目録のためのソフトとバーコードリーダー。
 蔵書目録…。
 なんと神々しく響く言葉でしょう! 
 多少なりとも本を読むひとは本を手元に置いておきたいという欲望ももっているものですが、それが昂じて大量にためこんだ本の整理や管理に苦慮しているひとも多いと思います。本の数ではちょっとした図書館並になっても、図書館と個人宅とを決定的に分かつのが蔵書データベース。それが今や個人でも手軽に実現できるというのは福音です。
 世界の半分は図書館の中にあると誰かが言いましたが、もし自宅に私的な図書館を作れるのなら、「世界の半分」はぐっと身近になります。
 尊大にも聞こえるこの計画ですが、しかし、本好きなら誰しもボルヘスが描いたような「図書館」や「中国の百科事典」を所有することを夢想しているのではないでしょうか。



※上記の記事で紹介されていた通販サイト。
読書グッズ/快読ショップYomupara
http://www.yomupara.com/columns/bcr_life.php