稲刈り帰省

senzan2008-09-22

 この日は満を持してコンバインによる稲刈りをしました。といっても、この日のために残してあった田圃以外はすでに刈り入れが済んでいるので、人手も時間もたいして必要ではありません。今回の趣旨は子どもに米作の最後の段階をきちんと体験させてみること。その意味ではリアル農業ではなく、ままごとみないなものです。
 田圃は一周200メートル弱の直角三角形型の土地です。6歳の子どもがコンバインを操縦して刈る田圃としては、うちの中では一番やりやすい形、サイズの土地だと思います。まず機械では刈りにくい三つの角地の稲を鎌で刈り、初心者には難しい外周部を収穫してから、いよいよ子どもに操縦させました。最初はおどおどして、不安げでしたが、もともと軽トラやトラクターなどの自動車、農機具には興味を思っていたのと、仙台の方でリモコンで操作するクレーン車のおもちゃを通してキャタピラーの原理を理解していたのがよかったのでしょう、存外早くに慣れてしまいました。
コンバインは刈入れから脱穀をして米の袋詰めまでを自動的にやってくれます。30キロ入りの袋に満杯になった米は軽トラの荷台に載せ、全部刈り終わった時点で、米を乾燥させるためにライスセンターに持っていきます。今年は例年より豊作のようで、予想より2袋も多くとれました。
 センターへの搬入は父が一人でやってくれたので、自分と子どもは近くの里山を散策しながら家路に就きました。途中、子どもは畦に咲いている彼岸花を竹の棒でなぎ倒していく作業に夢中でした。(2008/10/02追記)