田んぼ遊び

senzan2009-06-15

帰省中は田植えばかりしていたわけではなく、代かきをしている祖父母の周りでいろいろ遊んでいました。
水田に入って泥をつかんでみたり、泥のかたまり投げて波紋を作ってみたり、アメンボやゲンゴロウをつかまえたり、土で水路やダムを作ってみたり。
ところで、この地域でも少子高齢化が進み、あまり子どもはみかけなくなりました。
そのせいかどうか分かりませんが、樋抜きの管理人の老人にうちの子どもはずいぶんかわいがられました(かわいがり?)。「田んぼで泳げ」とか「川に飛び込め」とか。うちの子も、初対面の高齢者からの不条理な命令を聞いて、最初は戸惑っていましたが、徐々にその種のコミュニケーションの面白さが分かってきたようで、最後には激しく流れる水の中で嬉しそうに正座をして、彼に応えていました。
その人は、たぶんもう80歳前後にはなるはずですが、鍬を片手にスーパーカブに乗って、山から谷まで縦横無尽に巡視していました。こういう世代によって日本の農業が今でもなんとかなりたっているのだな、としみじみ思いました。