川遊び

senzan2009-06-16

近くを流れる小川でも遊びました。
この小川も30年前まではまだ砂礫も水草もある、遊びがいのある川でした。けれども、その後、近くに自動車道路が建設され、また2004年の台風23号の被害を受けた結果、すっかりコンクリートで護岸されてしまいました。
それでもなお、垂れ流しの生活排水で遺伝子組換えされた昭和的ミュータントが棲息していそうなさいたま辺りのどぶ川や、立派なゴルフ場と野球場はあるけれども、水難事故の管理責任は負いかねるから非親水的な設計にしましたというていの荒川に比べると、はるかに遊べる川ではあります。いくつかその様子をみておきましょう。
・生活排水が入っていないため、ほとんど汚染されていない。
・流量が少なく、一定であるため、川に入ってもあまり危険ではない。
・岸から川まであまり高くないため、アクセスがよい。
・コンクリート護岸・川底のため生き物はほとんどいない。
コンクリートの川底でも素足で歩くのはそれはそれで気持ちのいいものです。農家の高齢化が進み、赤字続きの経営状況では、とにかく金のかからない治水が優先されてしまうのも、仕方がないのでしょう。
日本の農家は持ち出しばかりで、この仕事はもはや市場価値では割り切れません。すでに十分に文化的で、エコロジカルーで、安全保障的な価値にコミットしている日本の農家に対して、護岸のコンクリ化を非難することは酷なように思います。