study

報告

入江昭の冷戦史批判について。国際社会が実体として存在するなら、それは政治的ではなく文化的なものであるという議論の展開には首肯できるが、経済的な位相ではどうなのよ、という問いについては答えてなくて、NGOの役割をあれほど強調していながらネグリ/…

月刊せんざん

あわわわわ,書かなきゃならん論文がまた1本増加.しかも8月末〆切.その頃むちゃくちゃ忙しいちゅうねん.というわけで6,7,8月まで毎月1本のペースで書くことに.でも,追いつめられた方が生産性が上がったりするんだよなー.この性分,なんとかな…

斯界の大御所

研究会に10分ほど遅れて行くと,知らないご老人が.「誰だろう,この人」と思っていたところに出席簿が回ってきてE先生であることを知る.斯界の大御所の出席に驚愕.こんな少人数の集まりになぜいらっしゃるのか不明だったが,丁寧なコメントも下さり,衰え…

ブライアン・シュミット

ブライアン・シュミットら共編の本がアマゾンから届く.近年のIRの研究動向を象徴するような本で,先日出たS先生編集の本ともシンクロ.本書のポイントはで,戦間期の言説の再発見(IRへの帝国主義論の伏流)と近年のアメリカ外交の変質(帝国化)とのresona…

give away

米大使館広報外交部門の資料室が縮小されるのにともない,資料がgive awayされることになったので頂きに参上.スタッフの方に縮小の理由を聞くと,(1)センターの入っているビルがマンションに建て替えられる、(2)技術環境の変化により紙媒体で資料を所蔵・提…

書き出すと早いんだよね

エントリ1本.我ながらヴィジョンについてはいいこと言うなー,と思う(フィージビリティはともかく).

○○のジョージ・チャキリス(自称)

Y先生の最終講義(早期退職されたので正確にはやや違う).1941年の日米交渉を素材にして異文明間のコミュニケーション・ギャップについて検討したもの.松岡洋右外相に触れたところで,13歳のときから18年間もアメリカで生活していながら,アメリカ人になめ…

歴史の井戸

S先生が編集した本を読む.そのまえがきにあった「強いて『学際的』という標語を掲げずとも,対象に対して真摯に向き合うことが自から越境的な知の形態を生み出す,そういう自由な精神の働きが歴史を学ぶ行為のなかには,いまなお存在するのではないか」とい…

贅沢な時間

研究会.このテーマに関して今の日本で期待しうる最高のパネリストがそろった贅沢なセッションだった.懇親会があったけど,体調不良によりおとなしく帰宅.

マイクロフィルム

さる研究所で資料調査.マイクロフィルムを長い間見続けていると激しく眼が疲れる.多くの歴史家がこれで視力を低下させてしまう.とはいえ,職業病と受忍するわけにはいかないので,フィルムを早送りするとき(これが眼にくる)はできるだけ画面を見ないで…

先例の不在

さる大使館のセミナーに参加.未曾有の事態に対しては先例に捕らわれない対処が必要であり,その過程で先例に依拠した規範からの逸脱が生じるのはやもうえない,という現場の苦労は理解できるが,他方で「先例のなさ」というフレームアップへの疑問も抱く.…

コピー読書

電車のなかで本を読むのを「車読」,食事をしながら本を読むのを「食読」,コピーをとりながら本を読む「コピー読」とは言わないけれど,大量に資料を複写するという単純な作業を続けながら,平行してなにか別の資料を読むということはよくやる行動の一つ.…

プランゲ文庫

国会図書館でプランゲ文庫に関するセミナー.勉強になった.占領期にメディア検閲用に提出された本や雑誌,新聞などがアメリカにまとめて保存されていて,その資料に関するレクチャー.すでにいくつもの研究が出ているが,戦後直後のメディア統制についはH.…

NYT

New York Timesの過去の見出しを流し読み。現代は土地勘がないのでまずは新聞で勉強。一定期間以前の過去記事は有料だけど、良心的な価格だし、大学に所属している場合は年間講読もかなり割安になるみたい。ちょっと検討。

とりあえず体裁を繕う

締切をすぎつつも,なんとか体裁を繕ってペーパーを送る.土地勘のない時代や領域について触れるときには先行研究を調べたり,資料を読んだりしながら書くことになるので,しばしば行っては戻って,また別の道に進んでは帰ってという感じでなかなかはかどら…

巡回図書館

構内の各図書館をぐるっと回って資料収集。Pさんに久しぶりに会って、近況を語り合う。少し立ち直る。明日締め切りの作業があるので、今日はいつものパターンではなく、彼女に家のことはお願いした。

再帰的モデル

あまりの寒さにスタバへ避難.コーヒーを飲むと脳の回線がぱぁーと開いていくような感覚がして,一日一杯は飲まないと勉強ができない身体.応募する論文のコンセプトを詰める.ある種の脅威が(それに対応する)ある種の安全保障政策・組織を生みだす一方で…